研究課題/領域番号 |
15K19774
|
研究種目 |
若手研究(B)
|
配分区分 | 基金 |
研究分野 |
放射線科学
|
研究機関 | 北里大学 |
研究代表者 |
後藤 政実 北里大学, 医療衛生学部, 講師 (30375844)
|
研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
|
配分額 *注記 |
3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2015年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
|
キーワード | MRI(磁気共鳴画像) / 脳容積計測 / 老化 / アルツハイマー型認知症 / 核磁気共鳴画像 / 脳容積 / 鉄沈着 / ボクセルベース解析 |
研究成果の概要 |
MR(核磁気共鳴)画像を解析することにより脳容積を計測する手法にVoxel-based morphotometry (VBM)法がある。VBM法を用いることでアルツハイマー型認知症や統合失調症などの疾患における、局所的な脳機能と疾患との関係を解明することが可能である。このVBM法は、解析されるMR画像の画質低下や老化によって生じる脳変性が解析精度を低下させる。画質による影響を低減する方法については多くの研究が行われているが、脳変性を補正する方法についてはほとんど研究されていない。そこで、脳変性による画質への影響を計測する手法を提案し、VBM解析結果精度向上へ貢献した。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
新規本手法の構築はこれまでに取り入れられていない補正法を取り入れた新しい手法であり、疾患領域から脳機能解明領域までの幅広い分野で利用される脳容積評価の精度向上が実現できる。これまでの方法では疾患と関連のある脳領域を検出できなかったわずかな変化をとらえたり、本来容積変化が生じていないことを証明することが可能となった。この成果により、画像診断の精度を格段にあげ、バイオマーカーの探索、早期診断、さらには創薬開発などに貢献することが可能である。
|