研究課題/領域番号 |
15K19829
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
放射線科学
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研究機関 | 沖縄科学技術大学院大学 |
研究代表者 |
笠原 和美 (疋島和美) 沖縄科学技術大学院大学, 神経計算ユニット, 特別研究員 (30706164)
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研究協力者 |
銅谷 賢治
花川 隆
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2016年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2015年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | MRI / バイオマーカー / 個人差 / ブレイン・マシン・インターフェイス / リハビリテーション / 可塑性 / Diffusion Tensor Imaging / 拡散スペクトラムイメージング / 白質微細構造 / 軸索 / 髄鞘 / 訓練 / 安静時脳機能連絡 / Functional Connectivity / rsfMRI / Diffusion tensor imaging |
研究成果の概要 |
脳機能障害からのリハビリテーションは、何度も繰り返し訓練することで、障害された機能を回復させる。しかし、その効果には個人差があり、皆同じようなリハビリテーションを施行しても十分な効果が得られない場合もある。そこで本研究は、回復効果を非侵襲的に計測できるMRIバイオマーカーの開発を目的とした。研究成果として、T1強調MRIから算出される皮質体積は、ブレイン・マシン・インターフェイスの操作能力の個人差を事前に予測することができた。さらに、安静時脳機能MRIは、リハビリテーションを想定した長期学習に伴う脳の可塑的変化を捉えることに成功した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ブレイン・マシン・インターフェイスは、病気や怪我によって失われた脳機能を代替する最先端の医工学技術である。さらにこの技術は、リハビリテーション治療に応用するとその治療効果を高めるという報告もある。本研究成果であるMRIによるブレイン・マシン・インターフェイスの操作能力の予測、そして長期学習が誘導する可塑的変化の解明は、リハビリテーションの治療効果の個体差が何に起因するのか理解し、将来的な個人の病状に最適化したテーラーメイドな治療法の開発の一助となると考える。
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