研究課題/領域番号 |
15K19842
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
外科学一般
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
工藤 博典 東北大学, 大学病院, 助教 (00723032)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2015年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 小腸移植 / 急性拒絶反応 / 自然免疫 / 臓器保存 / 移植免疫 / マクロファージ / 拒絶反応 |
研究成果の概要 |
小腸移植後急性拒絶制御におけるターゲットとしてマクロファージに着目し、特にCSF-1受容体陽性マクロファージ制御による免疫抑制療法の確立を研究した。ラット小腸移植モデルを用いた研究において、CSF-1受容体阻害剤は、急性拒絶反応の所見を軽減する結果が得られた。また小腸臓器保存の研究も行い、24時間後において、細胞内液組成・細胞外液組成保存液で保存したラット小腸は、生理食塩水で保存した小腸よりも、病理学的に良好な状態を維持していた。いずれの成果も発展性を有しており、さらなる研究を行っていく所存である。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
CSF-1受容体阻害剤が、小腸移植後急性拒絶を軽減したことは、このメカニズムにおけるマクロファージの役割が大きいことを示し、また新たな免疫浴療法のターゲットとなり得ることを示した。この成果により、小腸移植後急性拒絶がさらに制御され、小腸移植成績が向上することは、現在治療に難渋している腸管不全患者にとっても朗報となり得ると考えている。
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