ホルモン受容体陰性、HER2陰性乳癌の中で、術前に化学療法を行った症例で、血液中のエクソソームに内包されるmiRNA発現の検討を行った。腫瘍が完全に消失するpCR群では、腫瘍が残存しているnon-pCR群に比べて、miR-1273e、miR-4448、miR-2392、miR-2467-3p、miR-4800-3pの発現が有意に高く、miR-637、miR-874-3p、miR-423-5p、miR-1203、miR-3918、miR-4419a、miR-3177-5p、miR-4707-3p、miR-4740-3p、miR-210-5p、miR-6796-3pの発現が有意に低い結果であった。
|