研究課題/領域番号 |
15K19867
|
研究種目 |
若手研究(B)
|
配分区分 | 基金 |
研究分野 |
消化器外科学
|
研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
唐澤 秀明 東北大学, 大学病院, 助教 (30547401)
|
研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2017-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2016年度)
|
配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2015年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
|
キーワード | Cripto-1 / 大腸癌 / バイオマーカー / 治療標的 |
研究成果の概要 |
大腸癌手術検体におけるCripto-1発現を検討したところ、35%で陽性を示した。Cripto-1陽性例は腫瘍径が有意に大きく、リンパ節転移症例、肝転移症例で有意に多く認められた。またCripto-1陽性例は無再発生存期間、全生存期間が有意に短く、独立した予後不良因子であった。大腸癌細胞株においてCripto-1の発現抑制を行ったところ、細胞増殖能や細胞遊走能が有意に低下し、AktやMAPKのリン酸化が抑制されていた。さらに免疫不全マウスへの皮下移植、ならびにマウス盲腸への同所移植を行ったところ、Cripto-1の発現抑制により有意に腫瘍形成能が低下し、リンパ節転移が減少した。
|