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皮質脊髄路可塑的変化の基盤となる運動関連マップシフトの可視化とその機序の解明

研究課題

研究課題/領域番号 15K19967
研究種目

若手研究(B)

配分区分基金
研究分野 脳神経外科学
研究機関大阪大学

研究代表者

糸数 隆秀  大阪大学, 医学(系)研究科(研究院), 特任助教(常勤) (60750015)

研究期間 (年度) 2015-04-01 – 2016-03-31
研究課題ステータス 中途終了 (2015年度)
配分額 *注記
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2016年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2015年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
キーワード脳損傷 / 可塑性
研究実績の概要

マウス片側大脳皮質運動野損傷モデルを用いて、前肢運動を担う神経ネットワークが損傷後どのように変化するのかを明らかにすることを目的とした実験を行った。まず、健常状態において左右の同名筋に異なる蛍光蛋白を発現する経シナプス性ウイルストレーサーをそれぞれ注入し、運動野で標識された神経細胞の分布を検討したところ、予想に反し多くの神経細胞が両方の蛍光蛋白を発現しており、片側大脳皮質損傷後のマウスではその割合がやや増加する程度であった。つまり多シナプス性の間接的な結合を含めると、もともと多くの運動野錐体細胞は両側の筋に関与しており、これが損傷後の可塑的変化の基盤となっている可能性がある。
さらに機能的な側面から同様のマッピングを行うため、FosTRAPマウスを用い、片側上肢の巧緻運動課題中にc-FOSが上昇した神経細胞およびその神経突起を特異的に標識することを試みた。この結果、脊髄レベルでは運動課題中に使用側の神経細胞において多くの標識が見られたが、大脳皮質レベルでは両側運動皮質共に強い標識が見られた。今後、運動課題を洗練することでより特異的な標識を実現した上で、損傷前後での機能シフトの様態を明らかにしたい。

報告書

(1件)
  • 2015 実績報告書

URL: 

公開日: 2015-04-16   更新日: 2017-01-06  

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