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腱炎・腱鞘炎に対する炭酸ガス経皮吸収の有効性の検討

研究課題

研究課題/領域番号 15K19998
研究種目

若手研究(B)

配分区分基金
研究分野 整形外科学
研究機関神戸大学

研究代表者

原田 理沙  神戸大学, 医学部附属病院, 医員 (30736864)

研究期間 (年度) 2015-04-01 – 2019-03-31
研究課題ステータス 完了 (2018年度)
配分額 *注記
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2015年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
キーワード腱炎 / 低侵襲治療 / 炭酸ガス経皮吸収 / 腱鞘炎 / 腱付着部炎 / MMP / MMP
研究成果の概要

腱炎は日常生活やスポーツでのoveruseにより発症し,頻発する疾患にも関わらず有効な治療法は少ない.炭酸ガス療法は古くから,組織修復や組織の抗炎症に有効性が示唆されている.本研究ではラットの片側下肢に人為的に腱炎を作成した腱炎モデルラットに対して炭酸ガス経皮吸収が構造学的・組織学的に与える影響について検討した.健常ラット、腱炎モデルラット、腱炎モデルラット+炭酸ガス治療群の3群に分けて比較したところ、炭酸ガス治療群は非治療群に比較して腱炎による下肢の腫脹が早期に消退した。また腱炎部位の検討でも早期に治癒傾向を認め、炭酸ガス経皮吸収は腱炎の治癒促進に対して有効であることが示唆された.

研究成果の学術的意義や社会的意義

腱炎は出産育児期の女性や労働者にも好発し、その治療には安静が必要であり活動制限を生じさせる。頻発する疾患にも関わらず活動制限を必要としない有効な治療法がない腱炎に対して、本研究は、炭酸ガス経皮吸収が副作用が少なく、治癒促進効果をもつ可能性を示唆した。今後更なる検討が必要であるが、炭酸ガス経皮吸収を応用した治療法が実用化されれば、腱炎の罹病機関の短縮・治癒促進につながる。多くの腱炎患者の活動性やQOLの向上に寄与する可能性がある。

報告書

(5件)
  • 2018 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2017 実施状況報告書
  • 2016 実施状況報告書
  • 2015 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2016

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 炭酸ガス経皮吸収は,腱炎の治癒を促進する2016

    • 著者名/発表者名
      原田理沙・上羽岳志・井上美帆・赤羽志保・西本華子・乾敦幸・黒坂昌弘・酒井良忠
    • 学会等名
      日本リハビリテーション医学会総会
    • 発表場所
      京都
    • 年月日
      2016-06-09
    • 関連する報告書
      2015 実施状況報告書

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公開日: 2015-04-16   更新日: 2020-03-30  

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