研究課題/領域番号 |
15K20011
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
整形外科学
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研究機関 | 京都府立医科大学 |
研究代表者 |
齊藤 正純 京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (30614101)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2015年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | heme oxygenase-1 / hemin / osteonecrosis / hypoxia / osteoporosis / femoral / heme oxigenase-1 / 特発性大腿骨頭絵師匠 / アポトーシス / ネクローシス / 骨細胞 / 低酸素 / ステロイド / 特発性大腿骨頭壊死症 / Heme Oxygenase-1 / 特発性大腿骨頭壊死 |
研究成果の概要 |
Heminにより誘導されるHO-1 (heme oxygenase-1)は,細胞保護効果を有する.ステロイド投与・低酸素環境では,骨細胞死が誘導されることが知られている.本研究では,マウス骨細胞にheminを添加しHO-1の発現を確認した.さらに,メチルプレドニゾロン(1μM)添加および低酸素(1%)環境下で,hemin投与によって細胞死が有意に減少することを確認した.HO-1阻害剤を投与すると細胞死は有意に増加した.ステロイド投与・低酸素環境下でのheminによる細胞死抑制効果は,HO-1の誘導を介することが示唆された.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ステロイドと低酸素によって,骨細胞のアポトーシスおよびネクローシスが誘導されることが知られており,ステロイド関連の骨粗鬆症や特発性大腿骨頭壊死症に関与している可能性がある.本研究ではすでに臨床で使用されている薬剤であるheminによって誘導されるHO-1 (heme oxigenase-1)により,ステロイドと低酸素による骨細胞死を抑制できることが明らかになった.骨組織におけるHO-1の誘導はステロイド関連の骨壊死症や骨粗鬆症の治療に応用できる可能性を示した。
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