研究課題
若手研究(B)
最近,真皮から表皮に分布している侵害受容性の一次知覚線維を特異的に刺激し、脳波にて疼痛が中枢神経へ伝達・伝導を陰性波-陽性波混合波形(N2-P2)で評価できる手法(Nociceptive Stimulation-evoked potential: NSP)が開発された.事前に研究内容を説明し,研究参加への同意を得た予定手術患者を対象に麻酔薬(レミフェンタニルまたはプロポフォール)投与前後でNSPを測定したところ、麻酔薬投与後に一次知覚神経刺激によるP2振幅は減少した.これは麻酔薬が実際に疼痛の中枢神経への伝達・伝導を抑制していることを示唆する.
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