研究課題
若手研究(B)
現在までに光治療に関して十分なメカニズムの解明は行われておらず,さらなる研究展開により新たな作用機序の解明が期待されている。本研究では各種波長光の照射がリポポリサッカライド投与による全身性炎症反応に対して及ぼす影響を、行動リズム解析や抗サイトカインおよびケモカインを測定することで、光療法おいて重要となる要素の探索と光の適切な照射方法を確立することを目的とした。各種波長光照射はリポポリサッカライド投与前後のマウスの行動リズムへの影響を認めなかったが、緑色光照射はリポポリサッカライド投与後の炎症性サイトカイン、ケモカインの産生を有意に抑制し、抗炎症サイトカインを増加させ、抗炎症効果効果を認めた。