研究課題/領域番号 |
15K20052
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
麻酔科学
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研究機関 | 福島県立医科大学 |
研究代表者 |
小原 伸樹 福島県立医科大学, 医学部, 准教授 (00443854)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2018年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
2017年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2016年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
2015年度: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
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キーワード | アセトアミノフェン / 薬物動態 / 日本人 |
研究成果の概要 |
静脈投与用のアセトアミノフェンの、血中濃度シミュレーションに使用可能な薬物動態モデルを作成した。モデルの予測精度は許容範囲内で、使用に耐えうるものであった。モデルは様々な体重で使用可能な構造となった。また得られたアセトアミノフェン血中濃度データを用いて、外国人で作成された薬物動態モデルを検証したところ、人種差はモデル構造に大きな影響を来さないと結論した。薬力学的予備研究として、アセトアミノフェンを60分または120分かけて投与時しても術後6時間のフェンタニル必要量に有意差は認めなかった。痛みを感じた際のアセトアミノフェン予測血中濃度とフェンタニル効果部位濃度は有意に正に相関した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これまで発表されていなかった日本人の成人患者を母集団とする、静脈注射用アセトアミノフェンのコンパートメントモデルを発表した。日本人とこれまで発表された外国人において、アセトアミノフェンの薬物動態モデル構造に大きな差がないことが判明した。 今回作成した薬物動態モデルを用いることで、アセトアミノフェンの投与履歴から薬物血中濃度を推定可能になった。加えて、アセトアミノフェンの適切な投与計画を立てるためのシミュレーション等、広く使用が可能である。
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