研究課題
若手研究(B)
精巣体積5ml以下の無精子症患者12例の末梢血リンパ球由来のDNAを用いて、マイクロアレイでX染色体の網羅的解析を行った。4 x180Kのマイクロアレイで全染色体をカバーしつつ、X染色体にプローブ間距離が661bpになるように高密度にプローブを設定した。計36個のコード遺伝子を含む領域でコピー数の優位な増加、減少を認めた(増加33個、減少3個)。2症例以上で共通してコピー数の増減を認めた領域を10認め、その領域内に14のコード遺伝子が含まれていた。これらの遺伝子は精巣の発育および精子形成の候補遺伝子の可能性があることが示唆された。