研究課題/領域番号 |
15K20164
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
産婦人科学
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研究機関 | 日本医科大学 |
研究代表者 |
倉品 隆平 日本医科大学, 医学部, 助教 (50409158)
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研究協力者 |
石川 源
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2017年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2015年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | トロホブラスト / マイクロRNA / C19MC / シンシチウム化 / マイクロRNA / 胎盤 / 合胞体化 |
研究成果の概要 |
胎盤形成機構の一端を明らかにするため,C19MC(chromosome 19 microRNA cluster)由来のマイクロRNAであるC19MC-miRNAが,トロホブラストがシンシチウム化する際,いかに発現しているか見出すため実験を行った.絨毛癌細胞株BeWoを培養,帝王切開胎盤由来の栄養膜を初代培養し,それぞれ実験的シンシチウム化とした.回収した細胞をマイクロRNAアレイ解析し,特異的なC19MC-miRNAを見出した.いずれの実験でもmiR-498,miR-517a-3p,miR-1323が強く発現しており,BeWoでは,miR-371b-5pの発現が特徴的に見出された.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
近年,がんなどの深刻な疾患の病態に,タンパク質を作る情報を持たないノンコーディングRNAの関与が見いだされ,疾病の早期発見にも用いられるようになっています.胎盤の形成に強くかかわる19番染色体特異的マイクロRNAクラスタ(C19MC)や同由来のマイクロRNA(C19MC-miRNA)のはたらきを解明することは,妊娠の成り立ちの理解を深め,妊娠高血圧や胎児発育遅延などの妊娠における異常病態の理解にもつながることが期待されます.以上の点で本研究の学術的意義や社会的意義があるものと考えます.本研究課題によって,C19MC-miRNAのはたらきの一端を明かすことができたと考えています.
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