研究課題/領域番号 |
15K20195
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
耳鼻咽喉科学
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研究機関 | 福井大学 |
研究代表者 |
伊藤 有未 福井大学, 学術研究院医学系部門(附属病院部), 特命助教 (00646458)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2017-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2016年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2016年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2015年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | CDKN3 / タキサン耐性 / 頭頸部癌 / 頭頚部扁平上皮癌 / タキソール耐性 |
研究成果の概要 |
タキソール耐性咽頭癌細胞株T3M-1Txではタキソール刺激後に細胞周期解析においてG2M期に誘導される細胞の割合が有意に減少し、G1/S期停止の割合が増加していた。PCRアレイでG1期停止に関与する遺伝子を解析し、その1つのCDKN3に着目した。T3M-1TxにおいてCDKN3を抑制すると、タキソール耐性が減弱することがフローサイトメトリー、MTTアッセイ、コロニーアッセイにおいて示された。またT3M-1Txはタキソテールへの交叉耐性も持っているが、CDKN3抑制によりタキソテール耐性も減弱した。本研究によりCDKN3をターゲットとした頭頸部癌におけるタキサン耐性克服の可能性が示された。
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