研究課題
若手研究(B)
我々は、タモキシフェン処理により、扁平上皮に変異型KRAS、または2重変異(変異型KRASとPpp6c欠損の両方)を有するマウスを作製に成功した。2重変異では、変異型KRASのみの変異をもつマウスに比べて、著しく早期から腫瘍ができることを見いだした。非腫瘍細胞では、仮にRASの活性型変異が起こっても簡単には過剰な細胞増殖が起きないような安全装置があり、そこにPP6が働いていると考えられる。一方で、RASの活性化に加えて、Ppp6cの機能喪失が起こると、異常増殖のスイッチが入ると考えられる。
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すべて 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 3件、 オープンアクセス 2件、 謝辞記載あり 2件) 学会発表 (2件)
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