研究課題/領域番号 |
15K20259
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
眼科学
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
原 進 大阪大学, 医学系研究科, 寄附講座助教 (00536956)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2017-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2016年度)
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配分額 *注記 |
2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2016年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2015年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 角膜内皮 / 転写因子 / 再生医療 / TFAP2B / 転写制御 / マウス発生 / 発生・分化 / 再生医学 |
研究成果の概要 |
多能性幹細胞や体性幹細胞を用いた角膜内皮細胞を用いた再生医療において、その発生および分化メカニズムを明らかにすることは重要である。我々は、新規に同定した角膜内皮前駆細胞を用いて、角膜内皮分化機構の分子メカニズムの解明を試みた。その結果、角膜内皮細胞に高発現する転写因子の一つTFAP2Bがその一因となりうることを分子生物学的に明らかにした。これらのことは角膜内皮の再生医療に重要な知見をもたらすと考えられる。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究から、多能性幹細胞を用いた角膜内皮細胞の誘導法において、角膜内皮細胞特異的細胞表面マーカーZP4を用いて誘導角膜内皮細胞の単離及び純化が可能であり、さらに、ZP4はTFAP2Bによって転写制御されることが明らかになった。また、これまで、明らかにされていなかった角膜内皮疾患感受性遺伝子であるCOL8A2の転写制御機構も明らかにすることができた。これらのことから、多能性幹細胞を用いた角膜内皮の再生医療の分野だけでなく、角膜内皮疾患との関連性について重要な知見が得られる可能性がある。
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