研究課題
若手研究(B)
本研究では、未熟児網膜症の病態が網膜を構成する細胞の生存や蛋白発現に及ぼす影響を明らかにし、AMP依存性キナーゼの治療への応用の可能性を検討した。その結果、酸素濃度の変化や酸化ストレスは網膜色素上皮細胞におけるイオン輸送や細胞外マトリックス分解能を変化させ、未熟児網膜症の病態に関与していることが示唆された。また、AMP依存性キナーゼによってこれらの変化が阻害された。今後、未熟児網膜症に対するAMP依存性キナーゼの治療応用の可能性についてさらなる検討が必要である。