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新規シェーグレン症候群モデル「TRAF6 欠損マウス」の病態基盤解析と治療開発

研究課題

研究課題/領域番号 15K20268
研究種目

若手研究(B)

配分区分基金
研究分野 眼科学
研究機関大分大学

研究代表者

中野 聡子  大分大学, 医学部, 助教 (20593809)

研究期間 (年度) 2015-04-01 – 2020-03-31
研究課題ステータス 完了 (2019年度)
配分額 *注記
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2018年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2015年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
キーワードTRAF6 / ドライアイ / シェーグレン症候群 / 涙腺炎 / 唾液腺炎
研究成果の概要

関節炎、唾液腺など全身性に自己免疫疾患類似の重篤な炎症を生じる「TRAF6欠損マウス」の眼病変を世界で初めて評価した研究である。TRAF6欠損マウスは、涙腺に強い炎症細胞浸潤、分泌上皮萎縮を認め、涙液分泌量が低下していた。角膜は著しい扁平上皮過形成を生じ、上皮下には強い炎症細胞浸潤がみられ、角膜内皮側に多数の血管新生を認めた。TRAF6欠損マウスの網羅的遺伝子解析、角膜免疫染色において、ヒトシェーグレン症候群患者と同様に扁平上皮細胞特異的タンパク質(Smal lproline-rich protein1B)の著しい発現を認めた。また、これらの病変が加齢により重症化することを確認した。

研究成果の学術的意義や社会的意義

現代日本ではパソコンやスマートフォン使用者の3人に1人はドライアイ所見を有し、800~2,200万人のドライアイ患者がいるとされる。ドライアイの原因としては年齢、性別、目の使い過ぎ、乾燥、コンタクトレンズ、喫煙などの環境・一般因子があげられる一方、自己免疫疾患であるシェーグレン症候群を基礎疾患に持つ場合、特に強いドライアイ所見を呈する。今まで適切な動物モデルがなかったが、本研究で、関節炎、唾液腺炎などを有する「TRAF6欠損マウス」がシェーグレン症候群類似のドライアイを呈することが判明し、新規モデル動物として役立つ可能性が示唆された。

報告書

(6件)
  • 2019 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2018 実施状況報告書
  • 2017 実施状況報告書
  • 2016 実施状況報告書
  • 2015 実施状況報告書

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公開日: 2015-04-16   更新日: 2022-11-04  

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