研究課題/領域番号 |
15K20276
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
眼科学
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研究機関 | 奈良県立医科大学 |
研究代表者 |
西 智 奈良県立医科大学, 医学部, 講師 (70571214)
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研究協力者 |
宮田 季美恵 奈良県立医科大学, 医学部医学科, 助教 (40596748)
上田 哲生 奈良県立医科大学, 医学部医学科, 准教授 (00364068)
佐伯 圭吾 奈良県立医科大学, 医学部医学科, 教授 (60364056)
大林 賢史 奈良県立医科大学, 医学部医学科, 准教授 (30596656)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2015年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 白内障手術 / 生体リズム / メラトニン / 眼内レンズ / 睡眠 / 白内障 / 着色眼内レンズ / サーカディアンリズム / RCT / うつ症状 |
研究成果の概要 |
白内障の有病割合は70歳以上の高齢者で50%を超える。白濁した水晶体を除去し、眼内レンズに置換する白内障手術は、網膜に届く非視覚的光情報を増加させ、生体リズムと外部環境の同調を改善する可能性が考えられる。本研究では、無作為化比較試験を用いて白内障と生体リズム指標であるメラトニン分泌量の関連を検討した。白内障手術術後3か月のメラトニン分泌量は、コントロール群と比べて多い結果を認めた。着色眼内レンズを用いた白内障手術後のメラトニン増加は見られたものの、有意ではなかった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
白内障手術は高齢者の視力やQOLを改善することは明らかであったが、全身状態への影響については不明な点が多い。本研究では白内障手術によるメラトニン分泌量の増加を報告した。メラトニンは生体リズムの制御に関わる重要なホルモンで、睡眠を促す作用のみでなく、血圧低下作用、抗酸化作用を有することから、今回の結果は、白内障手術が全身状態に影響を及ぼしている可能性を示唆しており、重要な知見である。
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