研究課題/領域番号 |
15K20283
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
眼科学
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研究機関 | 慶應義塾大学 |
研究代表者 |
成松 俊雄 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 助教 (00570350)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2017-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2016年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2016年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2015年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | 網膜 / 加齢黄斑変性 / 抗酸化酵素 / タイトジャンクション / ルテイン / 網膜色素上皮 |
研究成果の概要 |
光照射により破たんした網膜色素上皮のタイトジャンクションは、徐々に自然回復したがルテイン投与は組織内ROSの蓄積を抑制し回復を促進した。組織内ではルテイン投与により、光照射後の抗酸化酵素SOD1およびSOD2のmRNA発現亢進が延長され、SOD活性の上昇も得られた。また、光照射による組織内炎症性サイトカインMCP-1 mRNAの発現亢進はルテインにより抑制された。これはARPE19細胞株にルテインを作用させたときにも再現された。ルテインは光暴露により破たんした細胞間接着を、スカベンジャーとしての機構のみならず抗酸化酵素誘導の機構を通して酸化ストレスを軽減することで修復を促進すると考えられた。
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