ヘルペス性眼疾患が疑われる患者に対して前房水採取し、ヘルペスマルチプレックスPCRを行った。症例は27例27眼、平均年齢は63.1歳であった。原疾患は虹彩炎12眼、ぶどう膜炎6眼、眼内炎1眼、サイトメガロウイルス網膜症1眼、急性網膜壊死4眼、続発緑内障2眼、ヘルペス性角膜炎1眼であった。PCRの結果はCytomegalovirus 陽性4眼、Herpes simplex virus-1 陽性 2眼、Varicella Zoster virus 陽性2眼、Epstein-Barr Virus 陽性1眼、陰性18眼であった。HHV6型は検出されずCIHHV-6によるぶどう膜炎の頻度は不明であった。
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