研究課題
若手研究(B)
顔面神経欠損に対する再建術や神経移植術は、満足のいく結果が得られていない。本研究では、骨格筋間質由来多能性幹細胞群のシート・ペレットを移植し、顔面神経ネットワークの再構築を試みた。動物実験による免疫組織学的評価、機能評価を行った。結果、移植群は対照群に比して有意な回復を示した。組織学的評価においては、移植細胞が、シュワン細胞、神経周膜細胞に分化し、複数の神経分岐を同時に再構築していた。加えて、血管内皮細胞、血管平滑筋、繊維芽細胞にも分化し、大小の血管再構築にも貢献していた。これらの結果は、シート・ペレットとして移植した骨格筋由来幹細胞が顔面神経の再生、機能回復に貢献したことを示していた。
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すべて 雑誌論文 (1件) (うち国際共著 1件、 査読あり 1件、 オープンアクセス 1件) 学会発表 (2件) (うち国際学会 1件)
PLOS ONE
巻: September 15 号: 9 ページ: 1-15
10.1371/journal.pone.0138371