研究課題/領域番号 |
15K20362
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
形態系基礎歯科学
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
藤原 弘明 九州大学, 歯学研究科(研究院), 助教 (50634200)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2016-03-31
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研究課題ステータス |
中途終了 (2015年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2016年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2015年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 歯胚再生 / シグナル伝達経路 |
研究実績の概要 |
ヒトの歯原性上皮細胞とヒトの歯原性間葉細胞を用いた人工的な歯の作製およびそのメカニズムの解明において、これまで申請者の所属する研究室では歯の発生・発育に関連した遺伝子の網羅的検索を行い、それらのうち歯胚発生の初期に発現し、歯胚の発生・発育に深く関わるThymosin beta 4, X-linked(TMSB4X)を見出した。また本課題申請者は、TMSB4Xを過剰発現させることで歯原性上皮細胞の作製の可能性の発表を行った。 本申請実験では、この細胞を用いてTMSB4Xシグナル伝達機構を利用したヒトの歯胚再生および一連のシグナル伝達の解明を明らかにすることを目的とした。結果、TMSB4Xが歯原性因子の発現を調節している経路として複数の経路が強く疑われた。その因子は、TMSB4Xによって発現調節がされており、さらにその因子をsiRNA法を用いて機能抑制実験を行ったところ、歯原性因子の発現や石灰化物形成に変化が認められた。また、この細胞とヒト歯原性間葉系細胞を用いた共培養による歯胚作製の実験においては、本年度中に得られた結果としては、培養条件の検索にとどまるのみとなった。
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