研究課題/領域番号 |
15K20382
|
研究種目 |
若手研究(B)
|
配分区分 | 基金 |
研究分野 |
病態科学系歯学・歯科放射線学
|
研究機関 | 東京医科歯科大学 |
研究代表者 |
能村 嘉一 東京医科歯科大学, 歯学部附属病院, 医員 (60632081)
|
研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
|
配分額 *注記 |
1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2016年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
2015年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
|
キーワード | 歯科用CT / 画質 / インプラント / 雑音 / ノイズ / 金属アーチファクト / 撮影設定 / CBCT / CT / 画質評価 / コーンビームCT / 被ばく線量 / 画素値 / 撮像設定 / 管電圧 / 管電流 |
研究成果の概要 |
本研究計画は、当初術前検査を想定したが、得られた知見に伴い術後検査にも範囲を広げた。結果、歯科用コーンビームCT(CBCT)の(1)リングアーチファクトと(2)金属アーチファクトに関して新たな知見が得られた。 (1)については、ガントリーの回転軸に近いほどノイズが強いことを明らかにした。 (2)については、医科用CT画像のノイズに対して報告されていた極値解析を用いた手法がCBCTに応用可能であることと、撮影設定を変えることで線量を変えずにノイズを低減できることを示した。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究によりリングアーチファクトと金属アーチファクトについての新たな知見が得られた。 CBCT画像では撮影範囲内の中心付近が分解能が高いという報告があるが、我々はリングアーチファクトも同部付近で強いという知見を得た。歯根破折等を評価する場合は必ずしも歯根を中心に設置しない方が良い可能性がある。 また、CBCT画像上のチタンインプラント体の周囲には金属アーチファクトが発生するが、医科用CTで報告されていた手法を応用して、これを定量的に評価できることを確認した。また、線量(CTDIvol)を維持したまま、撮影設定の変更により金属アーチファクトを低減できることも確認した。
|