研究課題/領域番号 |
15K20454
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
補綴・理工系歯学
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研究機関 | 昭和大学 |
研究代表者 |
安部 友佳 昭和大学, 歯学部, 講師 (80614156)
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研究協力者 |
中井 健人
中里 友香里
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2015年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 睡眠時ブラキシズム / iPSC / セロトニン / iPS細胞 / SNP / 遺伝子多型 / セロトニン神経系 |
研究成果の概要 |
睡眠時ブラキシズム(SB)により生じる力は顎口腔系に破壊的作用をもたらし患者QOLを著しく低下させるが,その発生メカニズムは明らかでない.本研究の目的は,SB特異的iPS細胞を樹立してセロトニン(5-HT)2A受容体発現神経細胞へと誘導し,電気生理学的解析により疾患由来神経系細胞機能的差異を検討することである.SB群とControl群よりiPSCを樹立し5-HT2A受容体発現神経細胞を誘導した.電気生理学的解析にはパッチクランプ法を用い,5-HT2A受容体発現が確認されたニューロンに対し,過分極性の電気刺激を与えたところ過分極を生じ,さらに脱分極性の電気刺激を与えると連続発火が確認された.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
睡眠中の歯ぎしりが生じると,歯や顎に様々なトラブルが生じますが,現在のところ,歯ぎしりの発生するメカニズムはわかっていません.メカニズムが解明できれば,現在あるものよりも有効な治療法を考えることができ,歯科治療の選択肢が広がります.この研究は,iPS細胞技術を用いて歯ぎしりに関連する遺伝的な要因をもった神経細胞を作って調べたもので,その神経細胞が一定の活動電位を発生することが確認されました.この研究が将来さらに進めば,新たな治療法開発に繋がると考えています.
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