研究課題/領域番号 |
15K20488
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
歯科医用工学・再生歯学
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研究機関 | 東京歯科大学 |
研究代表者 |
田辺 耕士 東京歯科大学, 歯学部, 助教 (80638156)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2017-03-31
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研究課題ステータス |
中途終了 (2016年度)
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配分額 *注記 |
3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2015年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | スタチン系薬剤 / 人工再生骨 / ドラッグデリバリーシステム / 骨再生 / 再生材料 / 骨 / スキャフォールド / コラーゲン / ゼラチン |
研究実績の概要 |
本研究は、近年軟骨無形成症の病態を回復することが報告され、注目を集めている高脂血症治療薬(スタチン系薬剤)と骨膜細胞を用いて、骨移植に有効な人工再生骨を開発することを目的として行った。我々はまず、人工再生骨に大きく影響するスキャフォールドについて検討を行った。これまで用いてきたゼラチンハイドロゲル・スキャフォールドは、水溶液中で急速に溶解し、また薬剤の徐放もコントロールできていなかった。そこで我々は、ゼラチンハイドロゲルにアテロコラーゲンを添加することによって、水溶液中での安定性の改善と、薬剤徐放のコントロールを試みた。その結果、アテロコラーゲンの添加により得られたアテロコラーゲン/ゼラチン複合体は、水溶液中で急速に溶解することなく安定し、さらにアテロコラーゲンの添加割合によって、薬剤徐放性をコントロールできることが明らかとなった。更にこのアテロコラーゲン/ゼラチン複合体の物性についても検討を行った。スポンジ形状とした際の、気孔径や気孔率に影響する因子を見出し、アテロコラーゲン/ゼラチンスポンジを任意の形状にコントールしつつ作製することが可能となった。
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