研究課題
若手研究(B)
ANGPTL3遺伝子は口腔癌由来細胞株および口腔癌臨床サンプルにおいて発現増強しており、その発現を抑制した形質転換細胞株を用いた検証から、MAPK経路を介した細胞周期調節によって原発腫瘍の増殖能に強く影響を及ぼすことが示唆された。さらに、ANGPTL3の発現抑制に伴い、様々なインテグリン関連遺伝子が影響を受けることが確認され、ANGPTL3の制御により、口腔癌の進展に関与する可能性が示された。したがって、本研究結果は、ANGPTL3を分子標的とした新たな治療の礎となると考えられ、今後の臨床応用の際に有益なデータになると思われた。
すべて 2015
すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件)
Cancer Med.
巻: 4 号: 5 ページ: 759-69
10.1002/cam4.418