研究課題/領域番号 |
15K20511
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
外科系歯学
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研究機関 | 岐阜大学 |
研究代表者 |
飯田 一規 岐阜大学, 大学院医学系研究科, 助教 (30585237)
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研究協力者 |
川口 知子
杉山 健
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2015年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | 歯髄細胞 / Sox11 / 骨分化 / iPS細胞 |
研究成果の概要 |
成熟した高齢者などの歯から得られたDPCs(歯髄細胞)は、他の細胞へ変化する分化能力やiPS細胞への誘導効率が低く、再生医療に応用するためには、改善が必要である。そこで我々はkey geneとしてSox11に注目し、DPCsに遺伝子導入して、分化能やiPS誘導効率が向上するか解析した。Sox11の導入で骨分化能が向上されることはなかったが、神経分化誘導では一部の神経分化マーカーに有意な上昇を認め、Sox11が歯髄細胞の神経分化に有用であることがわかった。また、iPS細胞誘導実験ではSox11導入により効率化することはなかった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
DPCs(歯髄細胞)は、他の細胞へ変化する分化能力や万能細胞であるiPS細胞への高効率に変換する能力をもっているが、これは20代までの若年者のみであり、有病率の高い高齢者ではこれらの能力は低く、改善策が必要である。今回の研究ではkey geneとしてSox11に注目し、DPCsに遺伝子導入して、分化能やiPS誘導効率が向上するか解析した。結果として、Sox11はDPCsを神経細胞分化させるのに有用であることがわかり、神経再生などの研究や治療に役立つ可能性があることがわかった。
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