口唇口蓋裂に関連する遺伝子と予防に関する研究-世界的に未報告のラオス人を中心に-

• 研究課題/領域番号: 15K20549
• 研究種目: 若手研究(B)
• 配分区分: 基金
• 研究分野: 外科系歯学
• 研究機関: 琉球大学
• 研究代表者: 後藤 尊広 琉球大学, 医学部附属病院, 助教 (60578912)
• 研究期間 (年度): 2015-04-01 – 2018-03-31
• 研究課題ステータス: 完了 (2017年度)
• 配分額: 4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円); 2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円); 2016年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円); 2015年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
• キーワード: 口唇口蓋裂 / ラオス人民民主共和国 / 遺伝子 / 予防 / 分子遺伝学 / 発生予防

研究成果の概要

ラオス国で2015年より、2016年、2017年と口唇口蓋裂(CL/P)医療援助活動を行うことができた。各年の手術患者総数は20例、14例、21例で合計約50人分、ならびに手術が風邪等できなかったが研究に賛同頂いた患者を含め100症例分のサンプルを収集した。その際、診断・手術技術を向上させる器具を科研費で備えた。CL/Pの裂のできる部位によって関係する遺伝子は異なると考えられているため、実際に現地に赴き裂型を分類し直接サンプル収集を行うことは意義高い。このサンプルをTaqman genotyping assayを用いてラオス人のCL/P発生関連SNPを検索する準備を整えることができた。

研究成果

• [雑誌論文] Outcomes of an international volunteer surgical project for patients with cleft lip and/or cleft palate: A mission in developing Laos (2017)
  • 著者名/発表者名: Goto Takahiro、Nishihara Kazuhide、Kataoka Keiichi、Goto Shinpei、Maruyama Tessho、Sunakawa Hajime、Natsume Nagato、Arasaki Akira
  • 雑誌名: Congenit Anom (Kyoto). 巻: 不明 号: 4 ページ: 112-116
  • DOI: 10.1111/cga.12255
  • 査読あり
• [雑誌論文] Topographic Analysis of the maxillary premolars relative to the maxillary sinus and the alveolar bone using cone-beam computed tomography (2017)
  • 著者名/発表者名: Kazuhide Nishihatra, Shinichiro Yoshimine, Takahiro Goto, et al
  • 雑誌名: Oral Surgery, Oral Medicine, Oral Pathology, Oral Radialogy 巻: 123 号: 5 ページ: 606-612
  • DOI: 10.1016/j.oooo.2017.01.007
  • 査読あり
• [雑誌論文] Kikuchi-Fujimoto disease in the regional lymph nodes with node metastasis in a patient with tongue cancer: A case report and literature review (2017)
  • 著者名/発表者名: Maruyama Tessho、Nishihara Kazuhide、Saio Masanao、Nakasone Toshiyuki、Nimura Fumikazu、Matayoshi Akira、Goto Takahiro、Yoshimi Naoki、Arasaki Akira
  • 雑誌名: Oncol Lett 巻: 14 号: 1 ページ: 257-263
  • DOI: 10.3892/ol.2017.6139
  • NAID: 120006847270
  • 査読あり
• [雑誌論文] Benign epithelial inclusion consisting of squamous metaplasia and small glandular elements in regional lymph node of a patient with tongue cancer: a case report and literature review (2016)
  • 著者名/発表者名: Maruyama T, Nakasone T, Saio M, Nishihara K, Matayoshi A, Goto T, et al
  • 雑誌名: International Journal of Clinical and Experimental Pathology 巻: 9 ページ: 4027-4032
  • NAID: 120006845624
  • 査読あり / オープンアクセス
• [雑誌論文] 日本口腔ケア学会誌(1巻～9巻)における掲載論文の分析と今後の検討について (2016)
  • 著者名/発表者名: 後藤尊広, 西原一秀, 知花ゆき子, 外間妃奈, 濱川恵理子, 源河里美, 新崎 章
  • 雑誌名: 日本口腔ケア学会誌 巻: 10 ページ: 178-180
  • NAID: 40021046006
  • 査読あり
• [学会発表] 小下顎症を伴った口蓋裂患者の口蓋形成術時に他診療科との綿密な連携を図った2例 (2017)
  • 著者名/発表者名: 後藤尊広, 西原一秀, 仁村文和, 又吉 亮, 河野俊広, 仲宗根敏幸, 片岡恵一, 加藤大貴,萩原 泉, 丸山修幸, 村橋佳代子, 光安皓平, 後藤新平, 新崎 章
  • 学会等名: 第34回日本障害者歯科学会
• [学会発表] 当科の最近10年間の口唇裂・口蓋裂患者における合併先天異常に関する臨床統計的観察 (2016)
  • 著者名/発表者名: 後藤尊広, 西原一秀, 牧志祥子, 片岡恵一, 島袋亜香里, 後藤新平, 新崎 章
  • 学会等名: 第40回日本口蓋裂学会.
  • 発表場所: ナレッジキャピタルコングレコンベンションセンター(大阪府北区)
  • 年月日: 2016-06-26
• [学会発表] 当科の最近10年間の口唇裂・口蓋裂患者における合併先天異常に関する臨床統計的観察 (2016)
  • 著者名/発表者名: 後藤尊広, 西原一秀, 牧志祥子, 片岡恵一, 島袋亜香里, 後藤新平, 新崎 章
  • 学会等名: 第40回日本口蓋裂学会
  • 発表場所: ナレッジキャピタル コングレコンベンションセンター(大阪府、大阪市、北区、深町)
  • 年月日: 2016-05-26
• [学会発表] 当科におけるラオス人民民主共和国での口唇口蓋裂無償手術活動について (2015)
  • 著者名/発表者名: 後藤尊広, 西原一秀, 牧志祥子, 片岡恵一, 島袋亜香里, 夏目長門, 砂川 元, 新崎 章
  • 学会等名: 第39回日本口蓋裂学会.
  • 発表場所: シェーンバッハサボー(砂防会館)（東京都千代田区）
  • 年月日: 2015-05-21