研究課題
若手研究(B)
本研究では,トランスレーショナルリサーチとして、高い選択性のある分子標的薬を超選択的動注法に応用し、より安全で副作用が少なく高い抗腫瘍効果が期待できる治療法の確立を目的とした。さらに投与方法や薬剤の組み合わせを検討した。初めに,OSC-19細胞をnudeマウスの背部皮下に移植し、抗癌剤および分子標的薬の局所投与あるいは全身投与経路による効果比較のため、TXTと分子標的薬を腹腔内あるいは腫瘍内投与し、それぞれ全身投与および局所投与単独、および併用時の抗腫瘍効果を解析した。cetuximab全身投与とTXT局所投与が最も抗腫瘍効果が高くCD11bなどの微小環境抑制が関与していると思われた。