研究課題
若手研究(B)
SEP記録装置および刺激発生装置(電気刺激・空気圧刺激)を特注で新製し、数種類の刺激をランダムに発生させ、それぞれ加算平均できるようにした。健康な成人に対し、オトガイ神経支配領域にAδ・C線維を刺激する電気刺激を与えてSEPを記録し、10~100msec付近と200~500msec付近にそれぞれN1-P1、N2-P2成分を記録することに成功した。今後は、空気圧を利用したAβ神経刺激由来のSEPの記録を開始し、加算平均回数を検討するところから検討する。さらに、Aδ・C線維/Aβ線維それぞれの健康成人の記録が終了次第、下顎骨骨切術を予定している患者に臨床応用し、術後や回復期の麻痺の定量化を行う。