研究課題/領域番号 |
15K20588
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
矯正・小児系歯学
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研究機関 | 岡山大学 |
研究代表者 |
野島 靖子 岡山大学, 大学病院, 助教 (80727636)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2016年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2015年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 自閉症スペクトラム障害 / 視覚支援 / タブレット端末型支援機器 / 視覚的支援 / タブレット型支援機器 |
研究成果の概要 |
自閉症スペクトラム障害を持つ患者にとって、歯科診療はストレスを感じやすいものです。その負担を軽減させるために「絵カード」を使い、目で見て確認しながら診療を行う方法が普及しています。我々は、その場でカメラ撮影をすることで絵カードを簡単に作成することができ、画像データをいれて持ち運びが簡単にできる「はっするでんたー」というタブレット端末型支援機器を、絵カードの代わりに使用することができないかと考えました。「絵カード」を使用して診療を受けた時と、「はっするでんたー」を使用して診療を受けた時を比べると、大きな違いは認められず、タブレット端末型支援機器は絵カードの代わりとなる可能性が考えられました。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
自閉症スペクトラム障害を持っている方への支援として、絵カードを使った視覚支援は、生活の場で広く使われています。ただし絵カードは沢山準備するとかさばり持ち運びに不便です。その上、初めて訪れる場所や、急な予定変更に対応しづらいものです。その点、タブレット端末はその場でカメラ撮影をすることで絵カードを簡単に作成することができ、画像データをいれて持ち運びが簡単にできます。この研究によって、自閉症スペクトラム障害をもつ患者さんが歯科診療を受けるときのハードルを下げることができると考えています。
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