研究課題/領域番号 |
15K20622
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
歯周治療系歯学
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研究機関 | 岡山大学 |
研究代表者 |
冨川 知子 (山口知子) 岡山大学, 医歯薬学総合研究科, 助教 (90580267)
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研究協力者 |
大森 一弘
後藤 絢香
伊東 有希
中村 亜里紗
河村 麻理
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2017年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2015年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 慢性炎症 / 歯周病 / カテプシンB / IL-6 / 歯周炎症 / カテプシン / カベオリン-1 |
研究成果の概要 |
IL-6は歯周病の炎症病態を増悪させるサイトカインである。本研究では,マウス微弱炎症モデルを作成した結果,血清中IL- 6濃度が上昇し,血清中カテプシンBとLの濃度が上昇することが明らかになった。臨床的検討では,歯肉炎患者群において,他群と比較した場合,血清中のカテプシンBの活性は高くなる傾向がみられた。 以上から,IL-6によって増悪した歯周炎症には,カテプシンBが関与しており,またカテプシンBは歯肉炎のような結合組織における炎症の段階において 最も関与していることが示唆された。将来,歯周病悪化を抑制制御し得る,また疾患の早期発見に寄与し得る可能性があると考えられる。
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