研究課題/領域番号 |
15K20657
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
社会系歯学
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研究機関 | 愛知学院大学 |
研究代表者 |
出分 菜々衣 愛知学院大学, 歯学部, 助教 (40747268)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2015年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 要介護高齢者 / 口腔機能 / 臼歯部の咬合 / 義歯 / 死亡率 / 頚部聴診 / 嚥下機能 / 介護予防 / 臼歯部咬合 / 現在歯数 / 発熱日数 / 頸部聴診 / 咬合状態 / 高齢者施設入居者 / 栄養状態 / 高齢者 / 歯科 / 咬合 / 老年症候群 / 認知機能 / 低栄養 |
研究成果の概要 |
愛知県内の高齢者施設入居者を対象として口腔内の検査を行った。一年後に追跡調査を行い、経口摂取可能な者においては死亡者36名(平均年齢88.9±7.8歳)、生存者154名(平均年齢85.1±9.1歳)であった。口腔内の検査項目は残存歯数、臼歯部上下咬合のペア数(POPs:0-8ペア)および補綴物で回復した臼歯部上下咬合のペア数(DPOPs:0-8ペア)である。また、日常生活動作および認知機能を評価した一年後の死亡および生存の2群について、二項ロジスティック回帰分析を行ったところ、生存者において補綴物で回復した臼歯部の咬合のペア数と有意な関連が認められ、1年後の生存に影響を与える可能性が示された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本調査において、施設入居高齢者で経口摂取可能な者においては、義歯を食事中に使用することにより、死亡率の低下に寄与する可能性が示唆された。また、要介護高齢者における口腔機能管理は容易ではなく、多くのスタッフの協力の下行われるが、義歯の使用および口腔の管理は健康寿命を延伸させるために効果があるかもしれないことが本研究結果から示唆された。
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