研究課題/領域番号 |
15K20663
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
基礎看護学
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研究機関 | 横浜市立大学 (2016-2018) 東京医科歯科大学 (2015) |
研究代表者 |
大山 裕美子 横浜市立大学, 医学部, 准教授 (90736349)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2015年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | シミュレーション教育 / 実地指導者 / 臨床教育者 / 臨床教育 |
研究成果の概要 |
シミュレーション教育の手法は臨床教育者の教育能力を向上させる効果があるのかを明らかにするために、スコーピング・レビューを実施した。その結果、臨床教育者、被教育者(学生、新人医療従事者)の双方のアウトカム評価より、シミュレーション教育には臨床教育者の教育能力を向上させる効果があることが明らかになった。その一方で、サンプルサイズが十分ではないことやアウトカム測定が心理社会的尺度による短期的なアウトカム評価が多いことが課題であることが明らかになった。レビューの結果を基に、臨床教育者のスーパーヴィジョンのスキル向上を目指した動画教材の作成を行ったが、効果の評価には至らなかった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
医療の質を保つためには臨床実践の場で新人医療従事者の指導を担う臨床教育担当者の役割は重要さを増している。しかし、これまで臨床教育担当者が事前に教育に関するトレーニングを受ける機会は十分になかった。そのような中で、デブリーフィングをしながら具体的な教育方法を学ぶための方法としてシミュレーション教育が有用な方法となる可能性が示唆されていた。今回、本研究を実施したことで、その効果が明らかになり、臨床の場でどのように教育するのかを学ぶ場を臨床教育者に提供することが可能になったことは医療従事者だけではなく、医療従事者からケアを受ける患者にとっても意義がある。
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