研究課題/領域番号 |
15K20690
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
基礎看護学
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研究機関 | 京都看護大学 (2019) 園田学園女子大学 (2017-2018) 日本赤十字広島看護大学 (2015-2016) |
研究代表者 |
堂本 司 京都看護大学, 看護学部, 講師 (80707084)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2015年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 退院支援 / 地域包括ケアシステム / 地域包括ケア / 地域連携 / 看護学 |
研究成果の概要 |
病院看護師から、介護支援専門員へ電話を用いたフォローによる、退院後の患者への効果を明らかにすることを目的に、介入群5名に、退院後3回のフォローを行い、対照群8名に、通常のフォローを行った。患者の困り事は、介入3名、対照5名、介護支援専門員の電話フォローの役立ちは、介入4名、対照8名の回答があり、群間で統計的に違いはなかった。介護支援専門員の自由記載の結果、「心理面へのサポート」、「退院前の情報共有の課題」の2カテゴリーは共通し、介入群では「連携の方法や活用への課題」、対照群では「フォローの記憶なし」がみられた。介護支援専門員には心理面への支えとなり、複数回の連携が必要であることが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の成果から、患者の退院後の不安・困り事を最小限に生活できるためのひとつのプロセスである、病院内外のスタッフの連携に関して、電話による連携は遠隔でも対応でき、介護支援専門員へのサポートになっていることが明らかになった点は、社会的意義であるといえる。さらに、電話による連携方法をより有効的にすること、電話でのフォロー後の患者への直接的なケアまでのプロセスを明らかにすることが今後の課題であり、今後の病院内外のスタッフの連携の発展に向けた、基礎的な調査となる点で、地域包括ケアシステムにおいて学術的意義があるといえる。
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