研究課題/領域番号 |
15K20699
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
臨床看護学
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研究機関 | 神戸大学 |
研究代表者 |
正垣 淳子 神戸大学, 保健学研究科, 助教 (80725987)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2015年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 慢性心不全 / 症状マネジメント / セルフマネジメント / 看護支援 / 症状体験 / 急性増悪 / 心不全 / セルフケア / セルフモニタリング / 看護学 |
研究成果の概要 |
本研究は、慢性心不全患者の急性増悪時の症状体験と看護実践を明らかにし、急性増悪時の症状体験に働きかけ、セルフモニタリングを強化するための看護支援を開発することを目的とした。 (1)慢性心不全の急性増悪によって入院した患者の症状体験、(2)心不全急性増悪で入院した患者へのセルフモニタリング力向上のための看護実践を調査した。慢性心不全患者のセルフモニタリング支援では、患者の身体の変化の経験を問いかけ、経験と心不全を関連づける支援を亜急性期から始めることが重要と考えられた。これらの結果と文献を統合し、慢性心不全患者の急性増悪の症状体験に働きかけ、セルフモニタリングを強化するための看護支援を作成した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
慢性心不全患者が、心不全の悪化による身体の変化に気づき、心不全によるものと解釈し、適切に対処するセルフモニタリングは、心不全急性増悪を回避し、再入院を予防するために重要である。慢性心不全患者にとって症状は、曖昧で検出しにくく、セルフモニタリングには多くの困難を伴うことが指摘されているが、効果的な支援方法は十分に検討されていない。そこで今回、慢性心不全患者の急性増悪時の症状体験に働きかけ、セルフモニタリングを強化するための看護支援を作成した。慢性心不全患者の急性増悪を予防することは、患者の生命予後を改善し、生活の質を保証するとともに、医療費の削減にも貢献できると考えられる。
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