研究課題/領域番号 |
15K20702
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
臨床看護学
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研究機関 | 佐賀大学 |
研究代表者 |
松永 由理子 (明時由理子 / 明時 由理子) 佐賀大学, 医学部, 助教 (50612074)
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研究期間 (年度) |
2017-02-07 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2015年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 身体活動量 / QOL / 人工膝関節全置換術 / 人工股関節全置換術 / 身体機能 / 高齢者 / 加速度内蔵型活動計 / 人工関節置換術 / 患者満足度 / Accelerometer / 人工関節手術 / 満足感 |
研究成果の概要 |
本研究では,人工股関節全置換術(THA)患者と人工膝関節全置換術(TKA)患者を対象として,術前から術後3年までの実測した身体活動量,主観的な身体機能,健康関連QOL,術後の満足度を評価した.術後の身体活動量について,歩数の改善は術後1年が最大であったが,中強度の活動時間(MVPA)の改善はTHA後3年,TKA後2年が最大であった.THA後3年のMVPAの改善の予測因子として,年齢が若いこと,身体機能が高いこと,精神的健康感が高いことであった.THAおよびTKA患者とも主観的な身体機能,健康関連QOLは術後1年で大きく改善し,術後の満足度は高いことから,手術の効果として評価することができる.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
THAおよびTKA患者の実測したPAの研究は,術後1年までに限られていて,中長期的に術後のPAを評価した研究は報告されていない.本研究では,THA後3年までMVPAが増加することが示され,術後の回復レベルを評価するためには,中長期的な評価が必要であることが示唆された.また,MVPAは歩数よりも遅れて改善し,2つのPA指標の改善に違いがあることを見出した.THA後3年までのMVPAの改善の予測因子として,年齢が若いこと,身体機能が高いこと,精神的健康感が高いことが示され,PAを増加させるための介入が必要な患者の選定に役立つと考える.
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