研究課題/領域番号 |
15K20712
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
臨床看護学
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研究機関 | 愛知県立大学 |
研究代表者 |
西岡 裕子 愛知県立大学, 看護学部, 助教 (10405227)
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研究協力者 |
鎌倉 やよい
深田 順子
橋本 裕子
青山 寿昭
長谷川 泰久
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
2016年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
2015年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
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キーワード | 周術期看護学 / 摂食嚥下障害 / 中咽頭がん / アセスメント / アセスメント |
研究成果の概要 |
中咽頭がん術後患者の摂食嚥下機能のアセスメントツールとして作成したアルゴリズム修正案の精度を検証した。 中咽頭がん術後患者13名の摂食嚥下機能を、看護師13名が嚥下造影検査実施頃にアルゴリズムを用いてアセスメントした。至適基準を嚥下造影検査結果として、9項目のアセスメント結果の敏感度と特異度を算出した。 9項目の敏感度は0.33~0.56であり、特異度は0.43~1.00であった。アルゴリズムを用いたアセスメントによって、嚥下造影検査で問題のあった項目を確認するために必要な身体診査を導くことはできていた。今後臨床での実用化に向けては、看護師による身体診査技術の向上及び定着を図る必要があると考える。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
手術による中咽頭の構造的・機能的変化は観察が困難であり、術後の口腔・咽頭は炎症反応によって浮腫を来し経日的に変化するため、中咽頭がん術後摂食・嚥下機能のアセスメントは看護師にとって難しいと考えられる。 アルゴリズムを用いて看護師が容易にアセスメントすることができれば、ベッドサイドで定期的に摂食嚥下機能の評価及び摂食嚥下訓練の効果を確認することができ、患者に対する適切な援助につながる。また、アルゴリズムを用いることで、中咽頭がんの術式から摂食嚥下障害の状況を特定するまでのアセスメントのプロセスを学習できるため、初学者や看護実習生にとっての学習効果が期待できる。
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