研究課題/領域番号 |
15K20714
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
臨床看護学
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研究機関 | 兵庫県立大学 |
研究代表者 |
由雄 緩子 兵庫県立大学, 地域ケア開発研究所, 客員研究員(研究員) (60632461)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2015年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 生活機能 / 呼吸不全 / 在宅酸素療法 / 尺度開発 / 慢性呼吸不全 / ICF / 慢性呼吸器疾患 / 慢性病看護 / 評価尺度 / 慢性棒看護 |
研究成果の概要 |
WHO(2002)の国際生活機能分類:国際機能分類改定(International Classification of Functioning Disability and Health, 以下 ICF)の枠組みを前提とし、生活機能を評価する意義と概念枠組みを確認し、質問肢の抽出、洗練を行った.患者の生活体験より、身体の機能とは関係なく社会参加の機能が維持、向上するパターンが得られた.また、質問肢の構成要素の妥当性について専門家よりインタビューを行い尺度項目の洗練を行った.これらの結果、慢性呼吸不全患者の実際の生活機能を可視化する尺度の構成要素および項目の抽出に関する検討を行うことができた.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
慢性呼吸器疾患を持つ人が抱える生活の難しさや維持されている生活機能について、あらゆる要因や体験が関連する中でも、その生活を支えるためのケアの根拠となる評価ができることで、患者の生活に即したケアが適切に行うことができる.これまでは、身体機能や心理的影響を評価するものはみられていたが、患者の生活に焦点を当てた評価が可能になる点において意義があると考えられる.また、維持されている生活機能を患者と看護師が共有できることで、患者の心理的なケアを含め、看護師の観察と判断における困難が軽減する.本研究は評価の基礎となるデータを得ることができた.
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