研究課題/領域番号 |
15K20725
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
生涯発達看護学
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研究機関 | 弘前大学 |
研究代表者 |
高間木 静香 弘前大学, 保健学研究科, 助教 (10552680)
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研究期間 (年度) |
2015-03-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2015年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | マタニティビクス / 妊婦 / 運動 / 心拍変動 / 唾液アミラーゼ / MCL-3 / POMS2短縮版 / 自律神経 / POMS / コルチゾール |
研究成果の概要 |
本研究では、マタニティビクス実施中の妊婦の心拍変動および自律神経活動、気分や感情を示す指標等について分析した。運動中の心拍数は運動強度に合わせて増加したが、極端な上昇はみられなかった。心拍数が最も上昇する運動中期にかけて、副交感神経活動は低下し、運動後半では増加、交感神経活動は副交感神経活動とは拮抗的な変化が確認された。ストレス状態を示す唾液アミラーゼ値は運動後に低下した。本研究の範囲ではマタニティビクスは妊婦にとって安全であり、運動後のストレスを低下させ、心地よさや快感情を高め、リラックス効果をもたらすことが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究ではマタニティビクスの効果や安全性について検討した。妊娠中の運動は心身の健康維持・増進に役立つとされ、様々な場で行われるようになってきたが、その効果を科学的に検証した研究は多くはないのが現状である。本研究は新型コロナウイルス感染症の流行による影響を受け、当初計画していた例数の分析はできなかったものの、妊娠中の運動が妊婦の心身に与える影響/効果について示唆を得ることができたという点においては学術的意義があると考える。また、運動に伴うネガティブな影響について確認されなかったことは、妊婦が安心して実施できるための一助となり社会的意義があると考える。
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