研究課題/領域番号 |
15K20735
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
生涯発達看護学
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研究機関 | 埼玉県立大学 |
研究代表者 |
荒川 亜希子 (森田亜希子) 埼玉県立大学, 保健医療福祉学部, 准教授 (10402629)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2015年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 父親役割 / 出生前教育 / 看護介入 / 産後うつ / 育児ストレス / 夫婦関係 / ポートフォリオ / 母親役割 / 親となる男性 / 父親役割獲得 / 妊娠期 / 役割獲得 / 父性意識 / 親役割獲得 |
研究成果の概要 |
本研究は父親の役割に適応するための父親アイデンティティの形成に焦点を当てた出産前看護介入介入プログラムを開発することを目的とした。看護介入は独自に開発した父親ポートフォリオを用い、産後のスケジュール作成や沐浴指導等を行った。介入前後の効果は、混合法の収束的デザインを用いて2群間で定量的に評価した。また参加者にインタビューし、実際の産後の父親役割行動と効果的な出産前教育を調査した。介入群10組、対照群31組であった。評価データのグループ間比較では有意差は認められなかった.しかし質的な結果から参加者全員が介入目標を達成したことを確認し、効果的な看護介入が行われたことが明らかになった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
父親がその家族に合わせた役割行動を実践できるよう、児の出生前に父親としての自己像を形成することに焦点を当てた看護介入プログラムを開発し、介入群10組に実施、対照群31組と評価データを比較した。その結果、有意差は認められなかったが、質的結果から効果的な看護介入が明らかとなり、全員の介入目標の達成を確認した。本結果が臨床応用されることで父親の役割獲得課題が達成され、第1子出生後に父親が円滑に役割行動をとれるようになると考え意義深い研究であると考える。
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