研究課題/領域番号 |
15K20737
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
生涯発達看護学
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研究機関 | 横浜市立大学 |
研究代表者 |
杉村 篤士 横浜市立大学, 医学部, 助教 (20708606)
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研究協力者 |
浅野 みどり
廣瀬 幸美
赤瀬 智子
松本 裕
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2015年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | アトピー性皮膚炎 / 学童 / セルフケア / 軟膏処置 / 学童期 / スキンケア / 子ども / 母親 / ステロイド外用薬 |
研究成果の概要 |
ステロイド外用薬の軟膏処置に関したアンケート調査及び軟膏塗布量の計測の調査では、軟膏を塗る回数を医療機関で指導された通り実施できていない母親が58%いることがわかった。また、軟膏塗布量は、口頭による説明や実演による指導を受けた保護者の方がFTU相当の塗布量に近い傾向が明らかとなった。 学童期の子どもと養育者のセルフケア獲得過程に対する聞き取り調査では、子どもがセルフケアの実施に至るきっかけでは(1)症状が悪くなるのが嫌だ(2)親や友人のケアを取り入れる(3)自分で行う行かない状況になる(4)経験からケアの必要性がわかる、の4つのカテゴリが抽出された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
アトピー性皮膚炎の主症状である掻痒感により睡眠障害が生じることや、外観的な皮膚病変が不登校を招くことは明らかとなっており、症状の重症度と子どものQOLとの相関関係も示されている。また、親においても、子どもの症状の重症度と親のQOLとの相関が明らかとなっている。本研究で、アトピー性皮膚炎をもつ学童のセルフケア獲得の支援についての示唆が得られたことは、子どもの健やかな成長・発達と健全な家族生活につながるといえる。
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