研究課題/領域番号 |
15K20744
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
生涯発達看護学
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研究機関 | 順天堂大学 |
研究代表者 |
林 亮 順天堂大学, 保健看護学部, 助教 (10712763)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2016年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
2015年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | レジリエンス / レジリエンシー / 慢性疾患児 / ソーシャルサポート / 質問紙調査 / 小児 / 慢性疾患 |
研究成果の概要 |
慢性疾患をもつ子どものレジリエンシーと、病気が生活に与える影響、ソーシャルサポートの関係を明らかにすることを目的として、10~15歳の慢性疾患児57名を対象とし、平成30年7月~平成31年3月末に質問紙調査を行なった。レジリエンシーの下位尺度をI AM, I HAVE, I CAN, I WILLとし、属性及びソーシャルサポートとの相関を分析した結果、①周囲が患児の状況を理解し、手を差し伸べることが自分を肯定的に捉える能力である「I AM」を高めることにつながること、②患児の発達に合わせ、定期的に疾患の理解度を確認し、教育的な介入を行うことでレジリエンシーを向上できることが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究により、学童後期から思春期慢性疾患児のレジリエンシーにとってソーシャルサポートの中でも友人・知人が最も相関関係が強いこと、医師の説明に対する理解及び周囲の人々が患児の状況を理解し手を差し伸べることがレジリエンシーを高めることが示唆された。学校での生活状況を確認し、担当教員、養護教諭、保護者と連携を取りつつ学校での交友関係を良好に保つことや、患児の発達に合わせ定期的に疾患の理解度を確認し教育的な介入を行うことでレジリエンシーを向上できる可能性が示唆された。
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