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未受診妊婦に対する受診行動支援モデルの構築

研究課題

研究課題/領域番号 15K20745
研究種目

若手研究(B)

配分区分基金
研究分野 生涯発達看護学
研究機関東京慈恵会医科大学

研究代表者

中野 美穂  東京慈恵会医科大学, 医学部, 助教 (00554031)

研究期間 (年度) 2015-04-01 – 2019-03-31
研究課題ステータス 完了 (2018年度)
配分額 *注記
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2015年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
キーワード未受診妊婦 / 支援 / 飛び込み分娩 / 助産師 / 自宅分娩 / 若年出産
研究成果の概要

本研究の目的は、未受診妊婦の背景が「未受診」という行動にどのような影響を与えているのかを明らかにし、未受診妊婦の受診行動につながる支援を構築することである。未受診にて出産に至った入院中の褥婦に対し、基本的属性、個々の背景、妊娠から出産までの経緯、妊娠中に望まれた支援をインタビューガイドに沿って、半構造的面接を行った。インタビュー対象者は31名であり、年齢は10代8名(25.8%)、20代19名(61.3%)、30代1名(3.2%)、40代3名(9.7%)であった。妊娠の自覚に関しては自覚があった(自覚あり群)19名(61.3%)、自覚がなかった(自覚なし群)12名(38.7%)に分けられた。

研究成果の学術的意義や社会的意義

わが国の妊婦健診は公費負担され、経済的支援は取り組まれつつある。しかし、本研究の成果である未受診妊婦の現状と背景が明らかとなり、経済的問題だけではなく、むしろ妊婦を取り巻く環境への支援の必要性が見出された。社会との関係が希薄な妊婦が頼れる場所や方法を整備、構築することで分娩前に受診することの必要性を伝え、行動につなげることが期待できる。また、妊娠に関する知識の底上げと共に、自身の身体に関心を持ち、変化に「気づく力」を獲得できるよう性教育の内容を見直すことは妊娠の早期自覚につながることが期待できる。未受診妊婦が少しでも早期に受診行動をとることは妊婦、新生児の生命を守ることに寄与すると考える。

報告書

(5件)
  • 2018 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2017 実施状況報告書
  • 2016 実施状況報告書
  • 2015 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2018

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 未受診で出産した10代女性の体験とサポートの必要性についての検討2018

    • 著者名/発表者名
      中野美穂
    • 学会等名
      第15回日本周産期メンタルヘルス学会学術集会
    • 関連する報告書
      2018 実績報告書

URL: 

公開日: 2015-04-16   更新日: 2021-01-27  

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