研究課題/領域番号 |
15K20763
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
高齢看護学
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
鳥井 美江 京都大学, 医学研究科, 助教 (60615285)
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研究協力者 |
荒井 秀典 国立研究開発法人国立長寿医療研究センター, 理事長 (60232021)
橋本 求 京都大学大学院, 医学研究科, 特定助教 (60512845)
任 和子 京都大学大学院, 医学研究科, 教授 (40243084)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2016年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2015年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | サルコペニア / 関節リウマチ / フレイル / カヘキシア |
研究成果の概要 |
本研究は、関節リウマチ患者におけるサルコペニアの割合と関連因子を明らかにすることを目的とし、京都大学附属病院リウマチセンターに通院している女性リウマチ患者388名を対象に筋力、筋肉量、歩行スピードを測定してサルコペニアの割合を調べた。また、当センターのKURAMAコホートデータベースから、患者基礎情報、服薬状況などのデータを抽出し、サルコペニアとの関連を調べた。 その結果、関節リウマチ患者の37.1%がサルコペニアを合併しており、合併している患者は転倒や骨折の割合が高かった。年齢、罹病期間、stage、低栄養がサルコペニアの合併に関連しており、生物学的製剤の使用は抑制的に働く可能性が示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
サルコペニアの合併は、今後の身体機能や医療費に大きく影響する。本研究でリウマチ患者は高い割合でサルコペニアを合併し、サルコペニアを合併していると転倒や骨折の割合が高いことが明らかになった。また、サルコペニアの合併には年齢、罹病期間、低栄養、関節の変形が関連し、生物学的製剤の使用は抑制的に関わる可能性が明らかになった。本研究結果はサルコペニアのリスク要因の検討をするにあたり重要となる。サルコペニアのリスク要因を明らかにすることでサルコペニアの予防や進行の遅延に必至な情報の提供、運動や栄養療法などの介入に多大な貢献ができると考ている。
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