研究課題/領域番号 |
15K20769
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
高齢看護学
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研究機関 | 岐阜県立看護大学 |
研究代表者 |
葛谷 玲子 岐阜県立看護大学, 看護学部, 講師(移行) (30598917)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2017年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2016年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2015年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | 専門職連携教育 / 退院支援 / 精神看護 / 専門職連携 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は、精神科病院における専門職連携を基盤とした退院支援に必要な看護実践能力を獲得するために必要な看護師現任教育プログラムを作成することである。精神科病院における専門職連携を基盤とした退院支援に必要な14の看護実践能力を明らかにし、この能力を獲得するための14の学習のねらいと24の教育方法を整理した。例えば、〔患者の力を信じて失敗を恐れず退院にトライする〕能力獲得のため〈リカバリー志向、ストレングスモデルに基づくアセスメントができる〉ことをねらいとして[リカバリー志向、ストレングスモデルに基づくアセスメントについては、講義形式だけでなく、日々の実践を基盤に学ぶ]等の方法を示した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
退院支援において専門職連携は不可欠であり、精神科病院も例外ではない。本研究では、まず精神科病院における専門職連携を基盤とした退院支援に必要な看護実践能力を明らかにした。この能力は、精神疾患の特性や長期入院の問題、看護師に生じる考え方の特徴などを踏まえた内容であり、精神科病院における専門職連携を基盤とした退院支援に必要な看護実践能力を高めるための教育を考えるうえで重要な意味をもつと考える。看護実践能力のうち〔患者の退院を諦めない〕など看護師の意思や態度に係る能力についても教育のねらいと方法を明らかにすることができ、看護師が専門職連携を基盤とした退院支援に必要な看護実践能力の向上に役立つと考える。
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