研究課題/領域番号 |
15K20780
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
高齢看護学
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研究機関 | 順天堂大学 (2016-2018) 上智大学 (2015) |
研究代表者 |
松浦 志野 順天堂大学, 医療看護学部, 助教 (80712679)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2017年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2016年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2015年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | 在宅看取り / エンドオブライフケア / 在宅療養者 / 在宅療養支援 |
研究成果の概要 |
在宅で最期まで過ごしたいと希望している高齢の療養者6名に半構造化面接をおこない、以下の知見を得た。 彼らの希望は、「自分の裁量で過ごせる」「なじみの環境で過ごせる」という療養者が自宅に持たせた意味に基づいていた。療養者自身が望ましいと考える在宅でのエンド・オブ・ライフケアの内容として、1)身体の不自由が生活の不自由にならないようにする、2)身体や療養に関する相談にタイムリーかつ細やかに応じる、3)心配事への保証をおこなう、4)家で死ぬという希望を理解し、制度上の障害を解決する、ことが挙げられた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
在宅看取りを希望する国民は多く、在宅でのエンドオブライフケアの充実が必要とされている。しかし、療養者本人がどのようなケアを望んでいるかは明らかとなっていない。そこで、本研究では在宅療養者本人に半構造化面接をおこなった。 インタビューの結果から、在宅療養者が家で最期まで過ごしたいという思いを支える「自宅」に持たせている意味と、療養者が望むエンドオブライフケアが明らかとなった。これらの結果は、在宅ケア提供者が療養者本人が望むケアを構築するための一助となると考えられる。
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