研究課題/領域番号 |
15K20784
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
高齢看護学
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研究機関 | 鹿児島純心女子大学 (2016-2018) 東京工科大学 (2015) |
研究代表者 |
塩満 芳子 鹿児島純心女子大学, 看護栄養学部, 講師 (30609730)
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研究協力者 |
松成 裕子
丸谷 美紀
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2015年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 福祉避難所 / 看護支援 / 高齢者 / 看護職 |
研究成果の概要 |
東日本大震災では、福祉避難所として医療設備がなくバリアフリー化もされていない施設、あるいは高齢者入所施設のように最低限の設備が整った施設がその機能を果たし、そこでは看護師経験の無い保健師も多数看護支援を行っていた。看護支援の特徴としては、日常生活支援の他、設備環境によっては医療的ケアも実践されており、その内容は多岐にわたっていた。また、専門職同士をつなぐ役割や、避難所全体をマネジメントする役割、家族支援の役割など、直接的な看護支援以外の支援も実践されていた。本研究により、今後福祉避難所で支援を行う看護職のスキルアップに加え、看護支援以外の役割も果たせる人材育成の必要性が示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の目的は、東日本大震災において福祉避難所で行われた看護支援の実態調査から、災害時要配慮者である高齢者に対する支援として必要な看護の知識、技術、判断力、および外部支援のあり方を検討し、福祉避難所における看護支援モデルを構築することであり、物、人、情報がない中で、それぞれの看護職が経験知や実践知によって行った具体的支援内容を盛り込んだ、より実践に即した方法論の確立を目指した。研究成果として、福祉避難所で必要とされる看護支援の特徴や、福祉避難所で支援を行う看護職の人材育成プログラムで重要となる項目が明らかとなり、これらを基に福祉避難所を整備することで、今後の震災関連死対策が見込める。
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