研究課題/領域番号 |
15K20793
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
高齢看護学
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研究機関 | 神戸常盤大学 (2018-2019) 四国大学 (2015-2017) |
研究代表者 |
江口 実希 神戸常盤大学, 保健科学部, 講師 (40631718)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2015年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | 反すう / 抑うつ気分 / 看護 / 認知行動療法 / 看護師 / マインドフルネス / 気分 / 呼吸法 / 抑うつ / 自尊心 / 認知の偏り / 認知 / 看護学 |
研究成果の概要 |
第一に、認知と反すうが抑うつ気分に与える影響について検討を行い、抑うつ気分は“反すうのコントロール”と、認知の偏りの一つである“深読み”が影響していることを明らかにした。そこで、ネガティブに偏った考え方に対する思考や、思考に影響を受けた行動の取り扱いを得意とする認知行動療法を援用し、反すうに対するプログラムを開発した。 次に、大学生19名を対象に作成したプログラムを用いた予備介入を行い、最後に、看護師10名を対象に、修正版のプログラム介入を実施した。結果、“反すうのコントロール”は有意に向上し、“深読み”は有意に減少した。また、抑うつ気分も減少がみられた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
うつ病の原因は、認知と、反すう(失敗や心配事をくり返し考え続けること)であることが指摘されている。しかし、反すうに起因した抑うつ気分に対し効果的な対処方法は十分確立されていない。そこで、反すうに対する介入プログラムを開発し、効果の評価を行った。プログラムの実施により、反すうの減少、抑うつ気分の軽減が示唆された。 当課題は、抑うつ気分を有する人が、反すうから起こる抑うつ気分と上手く付き合い、自分らしく生き生きとした生活を手に入れることに寄与しうる可能性がある。
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